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Anthropicは希少疾患研究を対象とするAI for Science助成金の募集を発表しました。Claudeなどを研究用途で活用する外部研究者・組織を支援する取り組みです。
製品の機能追加やAPIの仕様変更ではなく、AIを用いた希少疾患研究を促進する助成プログラムです。
研究用途でのClaude活用や、ライフサイエンス分野での外部研究支援の方向性を示します。
一般利用者のプラン、料金、日本での提供条件の変更はこの発表では示されていません。
Evolving Spec-Driven Development: Conductor Now Supports Antigravity
Googleは、Gemini CLI拡張として始まったConductorをポータブルプラグイン化し、Antigravity CLIとClaudeを含む環境へ対応を広げました。
+会話形式で仕様駆動開発を進めながら、spec.mdやplan.mdなどの設計成果物を継続管理します。
Conductorは、厳密なコマンド列を覚える代わりに、AIアシスタントとの自然な会話から仕様駆動開発を進めるプラグインとして説明されています。
+spec.mdやplan.mdなどのMarkdown成果物をバックグラウンドで管理し、リポジトリを設計と状態のバージョン管理された単一の情報源として保ちます。
+Gemini CLI専用の拡張からポータブル化され、Antigravity CLIとClaudeを含む複数のAI開発環境で利用できるようになりました。
+記事は開発ワークフローの更新であり、Gemini API、Google AI Studio、Gemmaの新モデル、API料金、移行期限、破壊的変更は発表していません。無料・有料条件や日本での提供可否も記事に記載されていません。
Introducing Claude for Teachers
Anthropicは、米国の認証済みK-12教員へプレミアムClaude機能、教材スキル、学習標準連携を無料提供するClaude for Teachersを発表しました。
Claude CodeとCoworkも含み、授業計画、教材の個別最適化、学級データ分析などを支援します。
対象は米国の認証済みK-12教員で、Claude for Teachersは個人教員向けに無料で提供されます。2027年6月30日までの登録で1年間利用できます。
Learning Commonsコネクタを通じ、米国50州の学習標準とカリキュラム資源に基づく授業計画・教材作成を支援します。
教員は習熟度別教材の作成、成績や出席などの学級データ分析、毎日の課題レビューと翌日の計画作成をClaude Code/Coworkで進められます。
共有データはモデル学習に使わず、FERPA対応のK-12 Data Processing Addendumと専用利用規約を用意するとしています。利用対象は教員のみで、学校・学区向けの専用提供は今後予定です。
日本での提供、学校法人向け価格、API条件は記載されていません。
Anthropic commits $10 million to Canadian AI research
Anthropicはカナダの責任あるAI研究へ1,000万カナダドルを拠出し、主要研究機関や医療機関へClaude利用支援を行うと発表しました。
関連スタートアップにはClaude APIクレジットも提供されます。
Amii、Mila、Vector Instituteのほか、大学・小児医療・精神医療の研究機関と提携し、AI安全性、健康、科学、ロボティクスなどの研究にClaudeクレジットを提供します。
University of Toronto Data Sciences Instituteでは、科学レビューを通じて研究プロジェクトへClaude APIクレジットを配分するとしています。
Anthropic for Startupsには3研究機関を追加し、関連する数百のカナダ企業へ各5,000米ドル以上のAPIクレジットを提供する計画です。
これは研究・導入支援の発表で、Claude APIの価格、モデル仕様、移行期限、破壊的変更はありません。日本での提供条件変更も記載されていません。
How Canada uses Claude: Findings from the Anthropic Economic Index
AnthropicはEconomic Indexのカナダ分析を公開し、カナダのClaude.ai利用が世界トラフィックの2.6%、人口比では想定の4倍超と報告しました。
専門・科学・技術職の比率が高い地域ほど利用が強く、翻訳、学習、コーディング支援が特徴的です。
分析対象は2026年2月のClaude.ai会話サンプルで、カナダは総利用量で世界8位、人口調整後の利用指数では上位10カ国中米国に次ぐ2位とされています。
オンタリオ、ケベック、ブリティッシュコロンビア、アルバータの4州で国内会話の約94%を占め、人口比ではブリティッシュコロンビアが最も高い利用率でした。
地域の所得よりも、専門・科学・技術サービスの雇用構成が採用度に強く関係するという分析です。
カナダでは文書翻訳、学業、コーディング支援、履歴書作成が英語圏の比較対象より多く、仕事利用は各州で会話の34%から40%とされています。
製品更新や価格変更ではなく、匿名化した利用傾向の研究です。日本の利用状況や新たな提供条件は記載されていません。
Claude's values across models and languages
Anthropicは、Claudeが示す価値観を4軸に圧縮して、モデル間と20言語間の違いを分析しました。
+Opus 4.7は慎重さ・深さ・率直さ、Sonnet 4.6は温かさ・ユーザーへの同調・簡潔さに比較的寄るという結果です。
Anthropicは、匿名化したClaude.ai会話309,815件を分析し、3,307の価値を4軸へ圧縮しました。4軸は、同調性対慎重さ、温かさ対厳密さ、深さ対簡潔さ、率直さ対実行性です。
+モデル比較では、Opus 4.7は慎重さ、厳密さ、深さ、率直さを、Sonnet 4.6は同調性、温かさ、簡潔さを相対的に多く示す傾向が確認されました。
+言語比較では、英語とロシア語では厳密さ寄り、アラビア語とヒンディー語では温かさ寄りの表現が比較的強く、言語間でも差が確認されました。
+これはモデルの振る舞いと安全性評価の研究であり、Claudeの新モデル、API、料金、プラン、移行期限、破壊的変更の発表ではありません。日本語での個別結果や日本での提供条件は記事に記載されていません。
UST is bringing Claude to physical AI
AnthropicはUSTとの提携を発表し、Claudeを半導体、自動車、製造、通信、組み込み、IoTなどのエンジニアリング環境に組み込むと説明しました。
Claude Codeやデジタルツインを使い、物理世界の設計・検証・運用を支援する方向の更新です。
USTは世界のエンジニア、アーキテクト、コンサルタント2万人にClaudeを展開・訓練するとしています。
Claude Codeはチップのピン配置やハードウェア回路図を読み、回帰テストを書いて実行する用途が示されています。
UST iDECでは設計を読み取り、回帰テストを生成・実行し、ライブ機器データとデジタルツインを比較する閉ループの検証パイプラインにClaudeを組み込みます。
同パイプラインはすでに検証サイクルを50〜70%短縮し、4日かかっていた作業を48時間にしたと説明されています。
Claudeはライブデータとデジタルツインを比較し、ファームウェア回帰や信号整合性の問題を検出する推論レイヤーとして使われます。
医療、通信、金融の例としてUST CarePath、IntelliOps、FinXも挙げられていますが、高リスク領域では人間の承認と監査制御を前提にしています。
実務上は、Claudeをソフトウェア開発だけでなく物理AI、製造、組み込み検証に広げる企業導入事例です。
Introducing a way to reflect on how you use Claude
AnthropicはClaudeの使い方を振り返るベータ機能を発表しました。
Free、Pro、Maxユーザー向けに、Claudeの利用傾向や時間の使い方を見直すダッシュボードを提供します。
新機能はClaudeのSettings内にあるReflectから利用でき、WebとClaude Desktopで提供されます。
1か月、3か月、6か月、12か月の利用傾向、話題、タスク、Claudeとの関わり方をまとめて表示します。
Free、Pro、Maxユーザー向けのベータで、利用にはMemoryをオンにする必要があります。
休憩リマインダーや静かな時間の設定も用意され、AI利用に対する主体性を保つための問いかけも含まれます。
Anthropicは4D AI Fluency FrameworkとしてDelegation、Description、Discernment、Diligenceを示し、Claude利用の自己点検を促しています。
Incognitoチャット、接続ファイルの中身、健康関連の会話は対象外で、得られたインサイトは他の用途には使わないと説明されています。
日本での利用可否は記事内で明記されていませんが、対象プランのClaude Apps利用者に関係する更新です。
An off switch for dual-use knowledge in AI models
AnthropicはAE Studioとの共同研究として、AIモデル内の二重用途知識をモジュール化して取り外す手法GRAMを公開しました。
バイオ、サイバー、核物理、専門コードなどの危険にも有用にもなり得る知識を、一般能力を保ちながら制御するための研究です。
GRAMはTransformer層に追加ニューロンを置き、二重用途カテゴリごとの知識を補助モジュールに学習させる手法です。
モデル本体の一般重みは固定し、必要に応じて特定領域のモジュールを取り外すことで、その領域の能力を下げることを狙います。
実験では合成トピック、Web/コード/科学を含む現実的な混合データ、50M〜5Bパラメータのモデルで検証されています。
モジュール除去はデータフィルタリングに近い能力抑制を示し、一般性能は大きく損なわなかったと報告されています。
対象領域はウイルス学、サイバーセキュリティ、核物理、専門コードなどで、Claudeの本番機能として提供されたものではありません。
Anthropicは、フロンティア規模や下流タスクでは未検証で、知識がモデル内に強く絡み合う場合の限界も残ると説明しています。
実務上は、危険能力をモデル全体の再学習なしで制御する安全性研究として重要ですが、現時点でAPI利用者の移行や設定変更はありません。
Claude release notes: Claude Cowork on web/mobile and Microsoft 365 connector write tools
AnthropicはClaude Appsのリリースノートで、Claude Coworkをデスクトップに加えてWebとモバイルでも利用可能にすると発表しました。
またMicrosoft 365 connectorに書き込みツールが追加され、メール作成・送信、予定管理、OneDrive/SharePointファイルの作成・更新などが可能になります。
Claude CoworkはWebとモバイルにも展開され、まずMaxプランから数週間かけてロールアウトされ、今後ほかのプランにも広げる予定です。
Coworkセッションはリモートで実行されるベータ機能として扱われ、セッションとファイルがClaudeアカウントに保存されるため、デバイスをまたいで作業を継続できます。
ノートPCを閉じても作業が続き、スケジュールされたタスクもオンライン端末なしで実行できると説明されています。
Microsoft 365 connectorは検索だけでなく書き込みツールに対応し、メールの下書き・送信・整理、カレンダーイベント管理、メールボックス設定更新、OneDrive/SharePointファイルの作成・更新が対象です。
Teamsは引き続き読み取り専用で、書き込みツールを使うにはMicrosoft Entra管理者による更新済み権限セットへの同意と、組織管理者による有効化が必要です。
個人向けというより、Max利用者と組織利用者に影響が大きい更新です。API破壊的変更や移行期限は確認されていません。
Government of Alberta uses Claude to find and fix cybersecurity vulnerabilities across government systems
Anthropicが、アルバータ州政府によるClaude Code活用事例を公開しました。466百万行の政府コードを20時間でレビューし、脆弱性検出、修正、テスト生成、継続的セキュリティレビューにClaudeを使った事例です。
アルバータ州政府は2025年から、Claude CodeとClaude Opus/Sonnetモデルを使って、政府システムの脆弱性発見と修正に取り組んでいます。対象は州政府の27省庁、約1,280アプリケーション、3,400コードリポジトリに及ぶ大規模な公共部門システムです。
記事では、約50のエージェントが並列で466百万行のコードを20時間で評価したと説明されています。Claude Codeは既知パターンをルールエンジンで検出した後、該当ファイルと行番号を示して開発者が検証できる形に整理しました。従来なら約6.5年かかる可能性があったレビューを短縮したとされています。
Claude Codeは、見つかった脆弱性について修正案、テスト、ビルドまで支援しました。テストが不足している場合は先にテストを書き、古く複雑なシステムではより保守しやすい言語への再構築も支援しています。ただし、パッチの出荷前には省庁のエンジニアがレビュー・承認する運用です。
さらに、外部攻撃者視点で調べるred team agent、防御を標準に照らして評価するblue team agentなど、継続的レビュー用のClaudeエージェントも構築しています。開発者向けAPIの破壊的変更ではなく、Claude/Claude Codeの公共部門セキュリティ活用事例です。
A global workspace in language models
Anthropicが、Claude内部に「J-space」と呼ぶ小さな内部表現群が自然に生じているという解釈可能性研究を公開しました。出力に現れない内部思考や、多段推論で使われる作業領域に近い機能を調べた研究です。
Anthropicの新しい解釈可能性研究は、Claudeの内部にJ-spaceと呼ぶ小さな神経パターン群があり、通常の内部処理とは異なる特別な役割を持つと報告しています。J-spaceはモデルが言葉として出力していない概念を内部的に保持し、いわば沈黙した作業領域として機能する可能性があります。
研究では、J-space内の表現はClaudeが報告しやすく、ユーザーが「何を考えているか」を尋ねたときに反映されやすいと説明されています。また、ユーザーが何かを考えるよう指示した場合に、対応するJ-space表現が活性化しやすいとも述べています。
多段推論では、中間ステップが出力されない場合でもJ-space内に現れ、こうした表現がタスク性能に因果的に関係する実験結果が示されています。一方、J-spaceを使えなくしても流暢な会話や単純な事実想起などは残るが、高次の認知機能が失われると説明しています。
Anthropicは、これはClaudeが人間のように意識を持つことを示すものではないと明記しています。実務上は、モデル内部で何が推論・保持されているかを理解し、安全性、監査、解釈可能性の研究を進めるための基礎的な発表です。APIや製品提供条件の変更、移行期限、破壊的変更はありません。
More details on Fable 5’s cyber safeguards and our jailbreak framework
Anthropicが、再展開されたClaude Fable 5のサイバー安全策と、AI jailbreakの重大度を評価する初期フレームワークを公開しました。Fable 5は全ユーザー向けにグローバル提供に戻り、同時にサイバー用途の分類器とHackerOne受付も説明されています。
AnthropicはClaude Fable 5がグローバルで全ユーザー向けに再展開されたことを前提に、同モデルに組み込んだサイバー安全策の詳細を公開しました。対象はClaude Fable 5利用者、セキュリティ研究者、企業のAI安全・セキュリティ担当者です。
サイバー用途の分類は、Prohibited use、High-risk dual use、Low-risk dual use、Benign useの4区分です。Fable 5では、破壊的影響、マルウェア、C2、認証回避、権限昇格、高リスクな脆弱性探索などをブロック対象として説明し、防御目的のログ分析、SOC分析、インシデント対応、セキュアコーディングなどは許可対象または低リスク側に位置づけています。
同時に、Cyber Jailbreak Severity(CJS)という重大度フレームワーク案も示されました。Capability gain、Breadth of capability gain、Ease of weaponization、Discoverabilityの4軸で、CJS-0からCJS-4までの段階に分けます。これは業界、研究者、政府との共通語彙づくりを狙った初期案です。
提供条件として、記事はFable 5が全ユーザー向けに再展開済みと明記しています。開発者向けAPIの破壊的変更や移行期限は示されていませんが、Fable 5の安全分類器の挙動は今後のフィードバックや運用知見で変わる可能性があります。潜在的なサイバーjailbreakはHackerOneプログラムでも受け付けます。
Claude release notes: Fable 5/Mythos 5 access restored and Enterprise model entitlements beta
AnthropicはClaude release notesで、Claude Fable 5とClaude Mythos 5へのアクセス復旧を告知しました。あわせてEnterprise管理者が利用可能モデルとeffort level設定を制御できる「Model entitlements」ベータを追加しています。
Claude Appsのリリースノートでは、Fable 5とMythos 5のアクセス復旧が7月1日付で記載されています。Claude Platformのリリースノートにも同日、Fable 5/Mythos 5アクセス復旧が記載されています。Enterprise plans向けのModel entitlements betaでは、管理者がユーザーに許可するモデルとeffort level設定を管理できます。対象はClaude Enterpriseの管理者と、Fable/Mythos系モデルを利用するClaude/Platformユーザーです。提供地域や全プランでの可用性は復旧告知単体では限定条件まで明記されていませんが、前日の公式発表ではFable 5はClaude Platform、Claude.ai、Claude Code、Claude Coworkでグローバル提供予定と説明されています。APIの破壊的変更や移行期限はこの7月1日リリースノートでは示されていません。
Introducing Claude Sonnet 5
AnthropicはClaude Sonnet 5を発表しました。
Sonnet 4.6より推論、ツール利用、コーディング、知識作業が向上し、Free/Proの既定モデル、Max/Team/Enterprise、Claude Code、Claude Platformで利用できます。
Claude Sonnet 5は、Anthropicが「最もエージェント的なSonnet」と位置づける新モデルで、計画、ブラウザやターミナルなどのツール利用、自律的な作業の継続性を強化しています。
Sonnet 4.6から推論、ツール利用、コーディング、知識作業が改善され、Opus 4.8に近い性能をより低コストで狙うモデルとして説明されています。
ClaudeではFree/Proの既定モデルになり、Max、Team、Enterprise、Claude Code、Claude Platformでも利用できます。
Claude APIのモデル名は `claude-sonnet-5`、Claude Platformの導入価格は2026年8月31日まで入力100万トークンあたり2ドル、出力100万トークンあたり10ドル、その後は3ドル/15ドルです。
安全面ではSonnet 4.6より望ましくない挙動が少ない一方、サイバー用途には既定の保護策が有効化され、危険なサイバー利用をリアルタイムに検出・ブロックすると説明されています。
移行時は新トークナイザーにより同じ入力が約1.0〜1.35倍のトークンになる場合があり、コスト・コンテキスト設計に影響します。
個人/法人の両方に関係するモデル更新で、日本での提供可否は記事内では明記されていません。
Anthropic Economic Index report: Cadences
AnthropicはEconomic Indexの新レポート「Cadences」を公開しました。
Claudeの利用が会話中心からClaude Code/Coworkの長時間エージェントタスクへ広がる中、時間帯、成果物、仕事への認識を分析しています。
新レポートでは、Economic Indexのデータパイプラインを更新し、より高頻度のサンプリング、出力分類器、Claude会話・Cowork・1P APIの月次集計を導入したと説明されています。
週末は個人利用が増え、平日は業務連絡、マーケティング文案、スライドなどの仕事関連が多い一方、朝のニュース、夕方のレシピ、早朝の睡眠相談など時間帯ごとの傾向も分析されています。
Claudeの出力物は説明、文書・レポート、ガイダンスなどに分類され、93%のClaude会話が何らかの成果物を生んでいるとされています。
高賃金職種に対応する会話ほどトークン消費が多く、より複雑で価値の高い成果物ほど計算量が増える傾向が示されています。
Claude Codeでは同じ種類の作業でもチャット/CoworkよりAIの自律性が高く、製品面の違いが委任度を押し上げている可能性が示されています。
研究発表であり、Claude APIの仕様変更、モデル提供条件、移行期限、破壊的変更ではありません。
実務上は、Claude CodeやCoworkを単なる対話ではなく、仕事の成果物生成・委任の実態として評価するためのデータとして使えます。
Claude Apps release notes: Trusted Devices for Enterprise and Teams
AnthropicはClaude Appsのリリースノートで、EnterpriseとTeams向けのTrusted Devicesを公開しました。
管理者がClaude利用端末を制御し、組織データへのアクセスをより厳格に管理できる更新です。
Trusted Devicesは、Claude EnterpriseおよびClaude Teamの管理者向けセキュリティ機能です。
組織が信頼済み端末からのアクセスを前提にできるため、BYODや未管理端末からの利用を抑制したい企業に関係します。
対象はClaudeアプリの法人向け管理機能で、個人向けClaude Free/Proの新機能ではありません。
記事内で日本での提供可否、追加料金、APIの破壊的変更、移行期限は明記されていません。
実務上は、Claudeを組織データと接続して使う際の端末管理・コンプライアンス要件に応える更新です。
Anthropic opens Seoul office and announces new partnerships across the Korean AI ecosystem
Anthropicはソウル拠点の開設と、韓国の企業・スタートアップ・研究機関とのClaude関連パートナーシップを発表しました。
NAVER、Nexon、LG CNS、Samsung SDSなどでClaude CodeやClaudeの導入事例が示されています。
韓国科学技術情報通信部とのMOUにより、公共部門での安全で責任あるAI導入、韓国語でのモデル安全性評価、AIを使ったサイバー脅威情報の共有で協力するとしています。
企業導入では、NAVERがエンジニアリング組織全体にClaude Codeを展開し、Nexonもライブサービスゲームの開発・レビュー・出荷にClaude Codeを使っていると説明されています。
LG CNSは従業員とLGグループ向けにClaudeを展開し、Samsung SDSはSamsung Electronicsの従業員向けにClaude、Claude Cowork、Claude Codeを導入するとされています。
研究面では、KAISTなどを含むNational AI Research Lab関係者最大60人にClaudeアクセスを提供し、安全性、評価、アラインメント、堅牢性研究を支援します。
日本での新しい提供条件や価格変更は記載されていませんが、韓国でClaude for Startupsが利用可能であることが明記されています。
Microsoft 365 Copilot release notes: June 16, 2026
Microsoft 365 Copilotの6月16日リリースノートで、Copilot ChatのClaude対応やPowerPointの生成・説明機能が追加されました。
PowerPointではFLUX.2 Flexの画像生成、図形/画像のExplain、複数SharePoint OALの組織アセット利用が含まれます。
Microsoft 365 Copilot Chatでは、AnthropicのClaudeをモデル選択肢として使えるようになり、複雑な分析、文書理解、構造化コンテンツ生成に利用できるとされています。
PowerPointではBlack Forest LabsのFLUX.2 Flexモデルが画像生成に追加され、文字やレイアウト表現の品質向上が説明されています。
PowerPointのExplain機能は、従来のテキスト、表、スライドなどから、図形や画像にも対象が広がりました。
Copilot for PowerPointは、複数のSharePoint Organizational Asset Librariesから承認済み画像を利用できるようになり、ブランド準拠の資料作成に使いやすくなります。
Microsoft EdgeではCopilot体験の見た目がMicrosoft AI系のUIに寄せられ、15Five向けCopilot connectorも追加されています。
対象はMicrosoft 365 Copilot利用組織です。個人無料版向けの更新ではなく、展開はMicrosoft 365 AppsのCurrent Channelや組織内の段階的ロールアウトに従います。
Agentic coding and persistent returns to expertise
Anthropicは、Claude Codeの実利用セッションを分析し、エージェント型コーディングでは利用者の専門性が成功率に強く効くと発表しました。
人間は何を作るかを主に決め、Claudeはどのように実装するかを担う分業が多いと説明されています。
Claude Codeのセッション分析では、利用者が計画判断の約70%を担い、実装・実行判断の多くをClaudeが担う構図が示されています。
利用目的は、新規開発、修正、テスト/オーケストレーション、運用、既存システム理解、変更計画、データ分析、文章作成などに分類されています。
専門性が高いユーザーほど成功率が上がり、失敗や誤解が起きた場合にも立て直しやすい傾向があるとされています。
一方で、専門家と中級者の差は限定的で、深いコーディング経験よりも対象ドメインを正確に理解していることが重要だと位置づけられています。
実務上は、Claude Codeを「実装を丸投げする道具」ではなく、業務知識を持つ人が目的・制約・検証観点を与えて動かすツールとして設計する重要性が高いです。
製品の新機能提供ではなく研究分析です。無料/有料、個人/法人、日本での利用可能性に関する新しい条件は記載されていません。
Statement on the US government directive to suspend access to Fable 5 and Mythos 5
米政府の輸出管理指令を受け、AnthropicがFable 5とMythos 5へのアクセスを全ユーザーで一時停止しました。
米国内外の外国籍利用者を対象とする指令へ確実に従うための措置で、ほかのAnthropicモデルは影響を受けません。
米政府は国家安全保障権限を根拠として、米国内外を問わず、外国籍の利用者とAnthropic従業員によるFable 5・Mythos 5へのアクセス停止を指示しました。
Anthropicは一部利用者だけを確実に遮断するのではなく、法令遵守のため両モデルを全顧客で停止しました。個人・法人、無料・有料を問わず影響し、日本の利用者も現時点では利用できません。
政府はFable 5の安全対策を回避する狭いJailbreak手法を問題視していますが、Anthropicは確認された脆弱性は軽微で、他の公開モデルでも同様に発見できると説明しています。
Anthropicは政府指令に従う一方、技術的根拠と透明な手続きを欠くとして判断に異議を表明し、アクセスの早期復旧を目指しています。
Fable 5ではJailbreak調査と緩和のため顧客データを30日保持する運用を採用していましたが、それでも完全な耐性は現時点で不可能との見解です。
ほかのClaudeモデル、Claude Code、Claude API全体の停止ではありません。ただしFable 5・Mythos 5を指定しているアプリケーションは代替モデルへの切り替えが必要です。
復旧時期、移行期限、料金補償、正式な代替モデルは発表されていません。
TCS and Anthropic partner to bring Claude to regulated industries
AnthropicとTCSが提携し、TCSの従業員5万人へClaudeを提供するとともに、金融、医療、公共部門などの規制産業向け製品を共同展開します。
TCSはClaude専任組織を設け、業界別ソリューション、Claude Code用Skills・プラグイン、研修・認定を提供します。
TCSは56か国の従業員5万人にClaudeを導入し、エンジニアリング、財務、法務、マーケティング、営業で自ら検証した知見を顧客導入へ反映します。
金融、公共、生命科学、医療、航空、通信、医療技術向けにClaudeベースのシステムを設計・運用する専任プラクティスを設置します。
英国の生命保険業務Diligentaでは2,200万人超の契約者対応改善にClaudeを使い、金融サービス部門ではClaude Codeをソフトウェア開発とIT運用へ導入します。
TCSは保険金査定や融資助言に特化した再利用可能なClaude Code Skillsとプラグインも開発し、Claude Codeエコシステムへ追加する計画です。
TCS iONを通じてClaudeの研修・認定も提供します。Anthropicはインドを同社の第2位市場と説明しています。
法人・規制産業向けの提携で、個人向けClaudeの無料/有料プラン変更ではありません。日本を含む国別提供条件、料金、具体的な開始時期は発表されていません。
APIモデル、破壊的変更、移行期限の発表はありません。
DXC will integrate Claude into the systems banks, airlines, and other regulated industries rely on
AnthropicとDXCが複数年のグローバル提携を結び、銀行、航空、保険、製造、政府の基幹システムへClaudeを導入します。
DXCは数万人のClaude認定FDEを育成し、顧客組織内で導入・運用を支援します。
DXCは約11万5,000人・70か国の自社業務でClaudeを検証し、AIネイティブ運用基盤DXC OASISの標準モデルに採用しました。
OASISのコードの95%以上をClaudeが生成し、エンジニアがレビューしたとしており、開発速度は約10倍になったと報告しています。
提携対象は保険、レガシーコード近代化、サイバーセキュリティ、アプリ保守で、Claude Securityを用いた常時稼働のセキュリティ副エージェントも計画しています。
顧客向け提供はDXCの法人サービスを通じた規制産業向けで、個人向けClaudeの新機能や料金変更ではありません。
対象プラン、地域別料金、日本での具体的な提供開始日は示されていません。APIの破壊的変更や移行期限もありません。
Introducing Claude Corps
Anthropicが、若手人材1,000人を育成し、米国の非営利団体へ1年間配置するClaude Corpsを発表しました。
初期投資は1億5,000万ドルで、少なくとも400団体の業務改善とAI人材育成を同時に進めます。
フェローは12か月間のフルタイム勤務で、開始時の集中研修と週5時間の継続研修を受け、非営利団体内でClaudeを使ったデータ分析、業務自動化、個別支援などを行います。
給与は年8万5,000ドルと福利厚生で、Anthropicの技術支援と十分なClaudeトークン枠が提供されます。
Anthropicが資金・戦略・Claude教育を担当し、CodePathが雇用と研修、Social Financeが効果測定を担当します。
対象は米国内のプログラムで、一般利用者向けClaudeの機能・プラン・料金変更ではありません。
日本からの応募可否や日本での展開は発表されておらず、API変更や移行期限もありません。
Expanding our work with UK Parliament
Anthropicが英国議会との協力を拡大し、議会関係者向けにClaudeへのアクセスとAI活用支援を提供すると発表しました。
政策分析や議会業務でAIを責任ある形で利用するための公共部門向け取り組みです。
英国議会の関係者がClaudeを業務に活用できるよう、アクセス、支援、教育を提供する取り組みです。
一般利用者向けClaudeの新機能やモデル更新ではなく、立法・政策分野における組織導入のニュースです。
議会業務では機密情報、出典確認、判断責任が重要になるため、人間による監督を前提としたAI活用の事例として意味があります。
個人向け無料・有料プラン、日本での利用条件、Claude APIの仕様や料金に変更は示されていません。
Claude Fable 5 and Claude Mythos 5
AnthropicがClaude Fable 5とClaude Mythos 5を発表しました。Fable 5は一般利用可能なMythos級モデル、Mythos 5は一部の防衛・研究用途向けに制限提供される同系統モデルです。
Fable 5はClaude APIと消費ベースEnterpriseで即日利用可能、サブスクリプションでは6月22日までPro/Max/Team/seat-based Enterpriseに追加料金なしで含まれます。
Claude Fable 5は、ソフトウェアエンジニアリング、知識労働、ビジョン、科学研究、長時間の自律タスクで大幅な性能向上をうたう新モデルです。
リスクの高いサイバー、バイオ・化学、蒸留関連の一部リクエストでは、Fable 5ではなくClaude Opus 4.8へフォールバックする安全策が導入されています。
Claude Mythos 5は同じ基盤モデルですが、一部のセーフガードを外した制限提供モデルで、当初はProject Glasswingのサイバー防衛パートナー向けに提供されます。
価格は両モデルとも100万入力トークンあたり10ドル、100万出力トークンあたり50ドルです。開発者はClaude APIで `claude-fable-5` を利用できます。
Fable 5はClaude APIと消費ベースEnterpriseでは即日フル提供、Pro/Max/Team/seat-based Enterpriseでは2026年6月22日まで追加料金なしで含まれ、6月23日以降は利用クレジットが必要になる予定です。
Mythos級モデルでは30日間のデータ保持が必要になりますが、Anthropicは新しいClaudeモデルの訓練や安全以外の目的には使わないと説明しています。
日本での個別提供条件は記事内では明示されていませんが、Fable 5については「available everywhere today」と記載されています。
Paving the way for agents in biology
Anthropicが、生物学領域でAIエージェントを信頼して使うには、決定論的なデータ取得レイヤーが重要だとする研究記事を公開しました。Claudeなどの科学エージェントをNCBI Virusの配列取得タスクで評価しています。
研究では、Claude、Biomni、Edison Analysis、GPTなどの科学エージェントに、NCBI Virusからウイルス配列データを取得させるタスクを与えました。モデル単体では、最先端モデルでも再現性と正確性が十分でないケースがあり、同じ問い合わせでも結果が大きく変わることが示されています。一方、gget virusのような決定論的な取得ツールを与えると、精度と再現性が大幅に改善しました。実務上は、科学AIではモデルの推論能力だけでなく、API、識別子、メタデータ、検証可能なログを備えたエージェント向け基盤が必要だという示唆です。Claudeの新機能提供というより、バイオ・科学研究でエージェントを安全に使うための重要な研究発表です。
Enhancing Claude's security with DLP and SIEM providers
Anthropicが、Claude Compliance APIを使ってClaudeを既存のDLP/SIEM環境に接続する方法を扱うウェビナーを公開しました。組織がClaude利用を監査・検知・統制しやすくする内容です。
個人向けClaudeの新機能ではなく、企業のセキュリティ/コンプライアンス担当者向けの内容です。Claude利用時のログ、ポリシー違反検知、情報漏えい対策、既存セキュリティ運用との統合が主なテーマです。Microsoft 365 CopilotがPurview/Defender/Entraで組織管理を強めているのと同じ方向で、Anthropicも「企業内で安全にAIを使う」需要に対応しています。Claudeを社内導入する場合、DLP/SIEM連携は機密情報の扱い、監査、インシデント対応に関係します。
Making Claude a chemist
Anthropicは、Claudeを化学研究に応用する取り組みを紹介しました。自然言語での実験計画、化学知識の活用、研究支援に関する研究発表です。
この研究発表は、Claudeを化学領域の専門タスクに使う可能性を示すものです。対象は研究者、製薬・材料・化学分野のR&D担当者、科学AIに関心がある開発者です。製品機能の即時提供というより、Claudeが専門知識、推論、ツール利用を組み合わせて科学研究を支援する方向性を示しています。無料/有料プランや日本提供条件の変更は明記されていません。実務上は、Claudeを研究補助、仮説生成、文献理解、実験設計の補助に使う流れが強まっていると見てよい更新です。
Managed Agents for AWS
ClaudeのManaged AgentsがAWS上で利用可能になりました。企業がClaudeベースのエージェントをクラウド上で管理・運用しやすくする更新です。
Managed Agentsは、単発チャットではなく、ツール利用や長めのタスク実行を含むエージェントを運用するための仕組みです。AWS対応により、既存のクラウド基盤や企業インフラと組み合わせやすくなります。法人・開発者向けの更新で、一般の無料Claude利用者向け機能ではありません。Claude CodeやMCP、業務ツール連携と組み合わせると、企業内エージェント運用の選択肢が広がります。
Anthropic’s Frontier Red Teaming Protocol
Anthropicが、フロンティアAIモデルの危険能力を評価するための **Frontier Red Teaming Protocol** を公開しました。モデルがサイバー、生物、化学、核、AI研究開発などの高リスク領域でどの程度危険な支援能力を持つかを測る枠組みです。
これはClaudeなどの高性能モデルを安全に展開するための評価手順で、AnthropicのResponsible Scaling Policyと接続する重要な研究更新です。評価対象には、悪用可能な専門知識、実行可能な手順の生成、攻撃・開発支援能力などが含まれます。単なるベンチマークではなく、専門家によるレッドチーミングと実践的なタスク評価を組み合わせる設計です。開発者や企業ユーザーに直接新機能を提供する発表ではありませんが、今後のClaudeモデルの提供条件、安全制限、公開タイミングに影響する可能性があります。AI安全性・ガバナンス観点では重要度が高いです。