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2026-06-18
今日の要点 OpenAIのChatGPTアプリ体験更新を追加収録しました。 既存のOpenAI、Anthropic、Googleの6/18記事は維持し、未掲載だった公式Release Notes差分だけを反映します。
ニュース
OpenAIはChatGPTのWeb、iOS、Android体験を更新し、発音支援、World Cup関連の会話支援、接続アプリ権限、整理・共有・写真アップロードを改善しました。
一部機能は有料プラン向けで、モバイルとWebで改善内容が分かれています。
ChatGPTは60以上の言語で、単語の発音について音声とテキストで案内できるようになりました。
World Cupについて、日程、対戦、チーム、選手、国別ストーリー、予測、試合結果の意味を会話形式で確認できる導線が追加されています。
接続アプリでは、ChatGPTがアプリを使う前に常に確認する、変更前だけ確認する、重要な変更前だけ確認する、といった権限管理をSettings > Appsで選べます。
Webでは、チャットやプロジェクトのピン留め、サイドバー整理、会話共有、回答テキストからノートを作成してLibraryへ保存する操作が改善されています。
iOSではカメラと写真アップロードが高速化・安定化し、Androidでは有料プラン利用者が送信ボタン長押しで一回限りのモデル選択をできるようになりました。
Androidのcomposerにはinline mentionsと更新されたPluginsメニューも追加されています。APIの破壊的変更や移行期限は記載されていません。
How A2A is Building a World of Collaborative Agents
Google Developers Blogで、A2Aプロトコル1周年に合わせて、エージェント同士の安全な連携ユースケースが紹介されました。
生命科学向けのFoldRunはGemini Enterprise、Gemini CLI、A2A対応環境に追加できるエージェント例として示されています。
A2Aは、エージェントを単なるAPIのように扱うのではなく、意図理解、確認、タスク分担、長時間処理を行う協調相手として接続するためのプロトコルです。
記事では、企業内の専門エージェントに作業を委任し、内部データや独自ロジックを外部LLMに露出させない「安全な境界」が利点として説明されています。
FoldRunはタンパク質3D構造予測向けのエージェント型インターフェースで、AlphaFold 2、OpenFold 3、Boltz-2などを分子に応じて使い分ける例として紹介されています。
開発者はFoldRunをGemini Enterprise、Gemini CLI、または任意のA2A準拠環境に追加し、自然言語で構造予測タスクを委譲できます。
A2Aのユースケースとして、B2B取引、リアルタイムストリーミング、DevOps、通信/規制産業での安全なエージェント連携も挙げられています。
公式SDKはPythonとGoが1.0 GA、JavaはBeta、.NETはPreview、JavaScript/TypeScriptは安定版v0.3系で1.0作業中とされています。
Project Fetch: Phase two
Anthropicは、ロボット犬を使ったProject Fetchの第2フェーズを公開しました。
Claude Opus 4.7をClaude Codeで使い、人間チームが以前完了したタスクを大幅に短時間で進めたと報告しています。
Project Fetchは、非ロボティクス専門家が市販の四足歩行ロボットを使って高度なタスクを行う実験として始まりました。
第2フェーズでは、Claude Opus 4.7をClaude Codeで使い、研究者はラップトップ接続、初期プロンプト入力、コマンド承認、次タスク移行承認に限定した役割を担いました。
Anthropicによると、Opus 4.7は過去に少なくとも1つの人間チームが完了した全タスクを10倍以上高速に完了しました。
両方の人間チームが完了した4タスクでは、Claude単独の所要時間は9分35秒で、Claudeなしチームより37.7倍、Claudeありチームより18.9倍速かったとされています。
ただし、ロボット制御が解決されたわけではなく、ビーチボールを正確に動かす「fetching」部分や低レベルのアクチュエーション方策は依然として難しいと明記されています。
Gemini/Gemma系ではありませんが、物理世界AI、ロボティクス、embodied reasoningに近い研究更新として重要です。製品提供、API、料金、日本での利用条件は記載されていません。
Codex app 26.616
OpenAIはCodex app 26.616を公開し、macOS向けRecord & Replay、オートメーション履歴の一括操作、Browser Use改善などを追加しました。
Record & Replayは実演した作業フローを再利用可能なスキルに変換する機能です。
Record & Replayは、ユーザーが実演したワークフローを再利用可能なスキルとして扱うmacOS機能です。
初期提供ではEEA、UK、Switzerlandは対象外で、利用にはユーザーまたは管理者がComputer Useを有効にする必要があります。
オートメーションの実行履歴では、すべて既読にする、対象実行をアーカイブする、といった一括操作が追加されました。
SSH接続管理へのディープリンクが追加され、リモート環境管理への導線も改善されています。
Browser Useでは、表示タブのルーティングと注釈が、ドラフトのブラウザセッションがサーバーへ移動した場合も維持されるよう改善されています。
開発者・Codex利用者向けのアプリ更新で、APIの破壊的変更や移行期限は記載されていません。日本での利用条件変更は記載されていません。
Improving health intelligence in ChatGPT
OpenAIは、GPT-5.5 InstantによりChatGPTの健康・医療関連応答が改善したと発表しました。
緊急受診の必要性、追加文脈の確認、不確実性の説明、分かりやすい案内などが改善点として挙げられています。
OpenAIによると、毎週2億3000万人以上がChatGPTを健康・ウェルネス関連の質問に使っており、GPT-5.5 Instantで健康領域の応答品質を改善しました。
HealthBenchやHealthBench Professionalなどの医療評価で、GPT-5.5 Instantは最新のThinking系フロンティアモデルに近い水準に達したとされています。
5.5 InstantはChatGPTの無料ユーザーにも制限付きで提供されるため、改善は無料利用者にも関係します。
医師による評価では、赤旗症状の見落とし、紹介・受診案内、追加文脈の確認、地域医療文脈への適合などで古いモデルより失敗が少ないと説明されています。
OpenAIは60カ国、49言語、26専門分野の260人超の医師ネットワークからフィードバックを受け、70万件超の応答例をレビューしたとしています。
医療判断の代替ではなく、情報理解や受診準備を支援する位置づけです。日本での追加提供条件や料金変更は記載されていません。
New usage analytics and updated spend controls for enterprises
OpenAIは、ChatGPT Enterprise向けにクレジット利用分析と支出管理機能を更新しました。
管理者はChatGPTとCodexの利用・クレジット消費をユーザー、製品、モデル単位で把握できるようになります。
Global Admin Consoleで、ChatGPTとCodexのクレジット利用を一つの画面で確認できるようになりました。
管理者は利用量とクレジット傾向、上位利用者、ワークスペース全体の消費内訳をユーザー、製品、モデル単位で確認できます。
同じクレジット利用データは統合Cost APIからも取得でき、社内の分析・管理システムへ取り込めます。
支出管理では、ワークスペース既定の上限、グループ別上限、個人別の上書き設定が可能になり、利用者は自分のクレジット使用状況と予算を確認できます。
利用者が追加クレジットを申請し、作業内容の文脈を添えて管理者が判断する流れも用意されています。
対象はChatGPT Enterprise管理者と同ワークスペースの利用者です。個人向け無料/有料プランや日本での新しい提供条件は記載されていません。
Using AI to help physicians diagnose rare genetic diseases affecting children
OpenAIは、Boston Children’s Hospital、Harvard Universityとの研究で、未解決の小児希少遺伝性疾患376例をAIで再解析した結果を発表しました。
OpenAI o3 Deep Researchが専門家に検討候補を提示し、18例で診断につながったとされています。
研究では、過去に専門家が解析しても未解決だった376件の匿名化された臨床・ゲノム情報を、OpenAI o3 Deep Research reasoning modelで再解析しました。
モデルは診断を下すのではなく、研究者と臨床医が確認するためのエビデンス付き候補仮説を提示しました。
専門家レビュー、追加検査、臨床確認を経て18例で診断が成立し、過去の専門家解析後に4.8%の追加診断率が得られたとされています。
希少疾患では、新しい遺伝子疾患関連や症例報告が蓄積されるため、以前は未解決だったケースが後から解釈可能になることがあります。
実務上は、AIが臨床判断を代替するのではなく、専門家主導の定期的な再解析をスケールさせる研究ワークフローとしての意味が大きいです。
製品提供やAPI公開ではなくNEJM AI掲載の研究発表です。日本での利用条件、無料/有料、個人/法人向け条件は記載されていません。
Codex CLI 0.141.0
OpenAIはCodex CLI 0.141.0を公開しました。
リモート executor の通信に認証済みエンドツーエンド暗号化Noiseリレーを使う更新や、MCP/プラグイン関連の改善が含まれます。
対象パッケージは `@openai/codex@0.141.0` で、`npm install -g @openai/codex@0.141.0` により導入できます。
リモート executor は認証済みのエンドツーエンド暗号化Noiseリレーチャネルを使うようになりました。
クロスプラットフォームのリモート実行では、executor側の作業ディレクトリやシェル、ファイルシステム権限パスの扱いが改善されています。
選択されたexecutorプラグインがスレッド単位でstdio MCPサーバーを有効化でき、プラグイン発見にもマーケットプレイス/認証関連のカタログ改善が加わっています。
破壊的変更や移行期限は記載されていません。開発者向けのCLI更新で、個人/法人や日本向けの提供条件変更は記載されていません。